ちくまの日本文学シリーズの宮沢賢治を買ったので、最近もにょもにょと口に出して読んでいる。私は「声に出して読みたい日本語」が好きな小学生だったのでした。風といえば風の又三郎。 どっどど どどうど どどうど どどう青いくるみも吹きとばせすっぱいか…
ことり マグカップが置かれる しゃりしゃり 靴のしたで雪の音 くるり 振りかえる さやさや 風の音 はらり 落ちる ひらり 花びら、ハンカチ、つかめない ふおん 耳のなかで音が反響する からから 隣の部屋でなにかの作業音 擬音語、擬態語がすき
雪ですね。今はもう雹? 家の外でパラパラと音がしているので、気になって外に少しだけ出てみたら、歩いた靴の跡がずっしりと雪にめり込んで、5センチ、10センチも沈んでいるのでとても楽しい気分になったところ。 昨日は雪で会社にいく必要がなくなったので…
友達に教えてもらった坂本真綾の曲をここ数ヶ月、よくきいている。 はるか昔に、一度きいて、そのときにはあまり好きになれなかったのだけれど、今はとてもいいなぁと思う。 はるか昔というのは、多分中学生のときで、TSUTAYAで「少年アリス」というCDを借り…
ところで矛盾はいとおしいものだ。 正しさなど、それは、とてもおそろしい。 撞着語法が、中学生のころとても好きだった。oxymoron。満月の闇夜、なんて素敵な、広々とした語感なのかと思う。 わたしは世界中の矛盾を愛したいのだ。誤謬を問いただすのではな…
さっきのこと。 (いつもどおりの)くるしい気持ちだったので、30分はやく会社を出て、家に帰り、気持ちを立て直すために、洗濯物を取り込み、ものを捨て、スープを作りました。 やろうと思わなければ、これすら一苦労。なんだかとてもおつかれのよう。それ…
いい言葉とわるい言葉があるだろうか。それとも、ただ言葉があるだけなのか。 そこに価値観を見いだすのは、もちろんわたし(主体)なのだけれど、なんにしても、わたしは言葉に疲れてしまった。 そこに並ぶのが例えば「汚い言葉」というのだとしたら、「き…
最近、落ち込むことが多い。それは落ち込むだけの時間ができたということだ。熟考しないまま仕方なく忘れたり、通りすぎるのでなく、じっと見つめる時間ができたということだ。それはべつに悪いことではない。勿論、そればかりがいいことでもないけれど。 気…
ずいぶん悩んでいた卒業論文について、少し道が見えてきたように思えるので心が軽い。しかし何しろ、時間配分が致命的に苦手。一度にやらなくてはならないようなことがいくつもいくつもあって、その上どうしてもやりたいことまで山ほどあるので、その優先順…
今朝、風呂に入れたお湯があつすぎたので冷水を注いでいると、わずか1センチほどもないなめくじが壁を這っているのにきづいた。とらえどころのない形は間違ってお湯の中に入りでもしたら、とけこんで見えなくなってしまいそうだ。わたしは湯船の外で鳥肌を…